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柴犬の基本情報
柴犬といえば日本を代表する和犬になります。最近では日本のみならず、海外でも人気を集め注目を集めています。
そんな人気の柴犬ですが、戦後や海外からの犬の輸入などにより、いっときは絶滅の危機に陥ったこともありました。
そんな柴犬を守ろうとした人たちの手で、1936年に柴犬は天然記念物として指定され、今では立派な柴犬が世界中で愛されています。
柴犬の身体的特徴
- 大きさ:小型犬
- 体重:9kg前後
- 体高:30cm
- 被毛:ダブルコートの短毛種
- 毛色:赤色、黒色、白色、胡麻
- 平均寿命:12〜15歳
- 価格相場:10〜20万円(血統やスタンダードに近い場合、人気の毛色の場合、価格はさらに高くなります)
柴犬の体は、体高より体長の方がやや長いのが特徴になります。
体はコンパクトですが、しっかりと締まった筋肉を持っています。
被毛はダブルコートで、抜け毛が多い犬種なことで有名です。
換毛期は普段以上のブラッシングが必要になるでしょう。
柴犬の性格・気質
- 賢く学習能力が高い
- 愛嬌がある
- 独立心がある
- 警戒心が強く番犬に最適
- 自信家
- 家族を深く愛しているが、ベタベタされるのが苦手
- 落ち着きがある
柴犬の性格は洋犬と全く違います。
洋犬の小型犬はどちらかというと、常に飼い主と触れていたいと甘えて来がちですが、柴犬は同じくらい飼い主に信頼を寄せていたとしても、抱っこをねだるような甘えは見せないことが多いです。
一緒に遊びたがったり、飼い主の気持ちを敏感に察知し、寄り添う行動をしたりしますが、四六時中一緒にいる必要はないという自立心がしっかりしています。そのため、柴犬だけでの留守番もきちんとできるでしょう。
ただ柴犬の欠点として、縄張り意識が強く警戒心もあるため、家族以外の人に攻撃的になってしまうことがあるので、子犬の頃からのしつけが大切になります。
柴犬の被毛について
柴犬の被毛はダブルコートの短毛種になります。
ダブルコートとは、被毛が二層になっていることをいい、上毛と下毛と2種類の被毛で構成されています。それぞれの被毛の特徴は、
上毛…下毛に比べ硬くしなやか。少しくらいの水は弾く強い被毛
下毛…上毛に比べ柔らかく綿毛のような被毛。皮膚を紫外線から守ったり、体温保持をしたりする役目を果たします。
そして柴犬には、換毛期と呼ばれる、被毛が季節によって生え変わる時期があります。
それは一気に生え変わるわけではなく、脇、頭部、四肢、胸、背中、大腿部の順番で少しずつ生え変わっていきます。
ではその換毛期の時期ですが、住んでいる地域の気温によっても変わってきますが、目安的には「春」と「秋」に換毛期が訪れます。
元々抜け毛が多いと言われる柴犬ですが、換毛期の抜け毛はかなりの量になりますので、お手入れは欠かせません。
柴犬にトリミングカットは必要!?
ご紹介したように柴犬の被毛はダブルコートになっていて、季節に応じて被毛が生え変わります。
そのため、暑さ・寒さにも対応できるような仕組みになっているので、基本的にトリミングとして全身カットの必要はありません。
また暑い夏、少しでも涼しくしてあげようとサマーカットをすることにも注意が必要です。
あまり短くカットしてしまうと、本来柴犬の被毛が、紫外線や熱から皮膚を守るべきところ、守りきれなくなってしまいます。
また、長毛種の犬と違い、被毛が伸び続けるわけではないので、被毛が必要な冬になって思うように被毛が生え揃わないということも起きてしまうことがあります。
柴犬のトリミングを始める時期は?
さて、次に気になるのがいつからトリミングを始めてもいいか?ですよね。
柴犬は大変辛抱強い犬種なので、慣れればブラッシングやトリミングは自由にやらせてくれるでしょう。
ただしそれは、慣れれば…の話になります。
成犬になって初めてのブラッシングということになると、何をされるのかわからず、恐怖が先に立ち、暴れて逃げてしまうということにもなりかねません。
子犬のうちはブラッシングも必要ないくらい、ふわふわな被毛を持つ柴犬ですが、体のお手入れに慣れさせる意味で、ぜひ子犬のうちからトリミングには慣れさせるようにしましょう。
子犬のトリミングトレーニングについて
具体的にどうやってトリミングに慣れさせるかをご紹介いたします。
◆体のどこを触られても嫌がらないようにトレーニング
まず、最初にやるべきことはどこを触ってもおとなしくさせることになります。
特に顔まわりやお腹、しっぽ、四肢は柴犬にとって触られたくない部分になりますので、そこをいつでも触れるということを目標にします。
方法としては、遊びながらスキンシップの一環で、軽く優しく触れることから始めます。
おとなしく触らせてくれたら、ご褒美をあげるということも方法の1つです。
それがクリアできたら、今度は仰向きにさせてみましょう。
最初は一瞬でも構わないので、少しずつ仰向けになっても怖くないということを学習させます。
注意したいのは、この時無理強いして力ずくで仰向きにさせることはNGです。
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